真夏の制服×2(かけるのに)
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グラウンドから、運動部の掛け声が微かに聞こえる。
夏休みの五日目、人の気配は呆れるほど少ない。 ジリジリと日が照らす真夏だというのに、その教室の窓は締め切られていた。 「暑い」 「んっ…にゃ…夏だからねー…はっ…んん……」 教室の最前列、窓際の机二つをベッドにし、歴史教師である黒須仁(くろす じん)は童顔でポニーテールの女の子を組み伏せていた。 仁が腰を動かすたびに、カエルのような格好で貫かれている夏服の少女の右足首に引っ掛かったスプライトのショーツが力なく揺れる。 乱れているのは唯一そこだけで、セーラー服もスカートもそのままだ。 仁に正常位で結ばれ喘いでいる、健康そうだがまだ未発達な肢体の持ち主の名を寺沢ちえり(てらさわ ちえり)という。 仁が担当する歴史の授業で唯一赤点を取った女生徒だ。 一つ後ろの席には、ノートとプリントが広げられていて、『一応』補習が終わった事を示すようにそれらは文字で埋め尽くされていた。 「……ついでに熱い」 仁は、シャツの襟元を緩めた。 仁もちえりも、室内の蒸せるような熱に汗だくだった。 けれど、二人は大きく緩い動きを休めず、互いを求め合う。 襟元を緩めた仁は、ちえりの首筋に舌を這わせた。 「んっ……」 ちえりが、ピクッと身体を震わせる。 「しょっぱいな……」 仁と同じように、ちえりも仁の首筋や顔を舐めていく。 やはりそこから感じられる味覚はしょっぱかった。 「冷房も付いてない密室状態の教室で……くんずほぐれつしてるからだと思う……運動してたら、そりゃ熱くもなるよ……んっ……せんせーのも、熱いよぉ……」 「じゃあ、原因はお前だ……ちえりの中も……すげー熱くなってる……」 仁の腰が前後するたびに、机の上に溜まった大量の水分が床に滴っていく。 その大半は汗で、幾分かはちえりの愛液だろう。 教室の床にも、小さな水溜りが出来ていた。 ちえりが、窓の方に視線を向ける。 「ね、窓…あ…んうっ……開ければ涼しくなるんじゃないかなぁ? 開けようよぉ……ねっ……あ、あぁんっ」 「駄目だ……声が漏れるだろうが。抑えてろ」 「ん、うん……は、あ……駄目だよぉ……声、出るぅ……」 ちえりは腕で口元を抑えるが、荒い息は口が開かれるたびにどうしても漏れてしまう。 「なら、動くのやめるか?」 少しずつ動きを強めていきながら、仁はそんな事を言った。 「それ、駄目ぇ……もっとぉ……」 慌てるちえりの白いセーラー服に、指を滑らせる。 薄い肌色が、汗に濡れて生地にくっつく。 「あーあ、お前、汗で服が肌に張り付いてるぞ……」 そこではた、と仁は気がついた。 緩やかな膨らみの頂点が、やはり生地に張り付きながら存在を主張していた。 手の平で胸を包み込みながら、指で弄ってみる。 「やぁっ、つ、つねんないのぉっ……あ…あぁっ…ね、ヨクジョーする?」 「馬鹿。つーか、どうしてノーブラなんだよ……こんなの、丸分かりじゃねえか」 乳首を弄るたび、締め付けがきつくなる。 「だって、暑いし……大丈夫だよぉ……汗かかなきゃバレないって」 「恥じらいってもんがないのか、お前は……それに、実際バレてるじゃねえか」 片手で胸を弄んだまま、服越しの乳首に仁は吸い付いた。 「んうっ……ここで…生徒とこんな事してるせんせーに言われたくないんだけど……や、あ……もっと、吸ってぇ……」 「っくそ、説得力ねーな……ま、薄い胸だから大丈夫か」 感触を確かめるように、仁はちえりの胸を揉んだ。 薄いが、確かな柔らかさが伝わってくる。 「ん、あっ……だいじょーぶだよ……それに、来る時はちゃんと着けてたから……ね、もう一方も……舐めて、あ、んっ、ゃあんっ!」 生地を肌に張り付けるように胸全体に舌を這わせ、仁は執拗に先端に固執する。 最初は元気よく身体を跳ねさせていたちえりは、次第に脱力し、敏感な箇所を攻められたときだけ弱電流が流れたような反応を繰り返した。 「俺の口は一つしかないんでね……で、それは今、どこにあるんだ」 「はぁ……はぁ……被るの?」 「なんで被るかっ!」 「あーもー、大きな声を出さないでよぉ。ちょっと早い目に来て、プール入ってたの」 「だが、それは今着けてない理由にはなってないと思うが」 「んー、せんせーが喜ぶと思って」 「……ほー」 仁は腰の動きを強めた。 同時に、尖った胸の先端を親指の腹で弄くり倒す。 「んっ……あっ、せ、せんせ!? やっ……きゅ、急に強く……ひっ、あっ、やだ、だめだってばっ……」 「いやー、喜んでやろうと思ってな。よかったなー、ちえり。せんせーは、すっごく喜んでるぞ?」 容赦なく腰を送り込みながら、仁はこみ上げてくる射精欲を堪えていた。 ……まだ、大丈夫だな。 もう少し遊んでいたかったし、先に追い詰められているのは明らかにちえりの方だった。 「ん、あっ、あぁっ……そ、そーは見えないんだ…んんっ…けどっ……」 「この阿呆。いくら夏休み中で人が少ないとはいえ、男子生徒や教師だっているんだぞ? 少しは慎め」 乳首責めをやめ、仁はちえりの腰で手を固定した。 大きく力強い本気のストロークで、何度もちえりの中を貫いていく。 「あ、せんせー妬いてる? あ、うそっ、ごめんなさいっ……あっ、あっ、やぁっ、壊れちゃうよぉっ!」 ちえりが泣くのと共に、汗と愛液が飛沫となって床に飛び散った。 狼狽しながら、ちえりは一人先に絶頂への階段を駆け上っていく。 「あんまりくだらない事言ってると、マジやめるぞ、こらぁ」 まあ、これぐらいでいいか……。 ちえりの反省を見て取った仁は、ようやく抽送を緩めた。 「うー……この状態で生殺しはちょっときつい……」 ようやく仁に遊ばれている事に気がついたのか、ちえりは不満そうに唇を尖らせた。 「なら、もう一回さっきのされたいか?」 「ん、あっ……これぐらいが、ちょーどいいかな……」 ホッとしたちえりは、ようやく息を整える余裕を与えられた。 「ったく、少しは真面目になったかと思えばこれだからな……」 「今のせんせーにその台詞は説得力、全然ないよ……せんせー、ね、そろそろ……」 ちえりが腰をくねらせる。 「ああ……しかし、説得力については反論出来ないな……で、どこに欲しい?」 「んー、口……飲む……」 「そういえば、喉が渇いたな……後で飲み物買うか」 「ん……水分ほきゅー」 ちえりが仁に両手を伸ばした。 その手が首筋に絡み、二人の顔が接近する。 仁が拒まず唇を重ねると、舌と共に生ぬるい唾液が送り込まれた。 「エロ生徒が……お前もいるか?」 「ちょーだい……ん、くっ……でも、助平教師に言われたくありませんよーだ」 唾液の交換に満足すると、再び仁は腰の動きを強めた。 「ん……じゃ、こっちも飲ませてやるとしますか……」 今度はちえりも覚悟できていたらしく、仁の首にしがみついたままそれを受け入れる。 それまで燻っていた体内の快感を一気に燃焼させるように、ちえり自身声を上げながら腰を振りたくった。 「んぅ……あっ、あんっ、せ、せんせっ、はっ、あ、ああぁっ!!」 「くぅっ……!!」 限界を悟った仁は、絶頂寸前のちえりの最奥に思いっきり突き込んだ。 「あああああーーーーーっ!!」 一気に高みに追い込まれたちえりが、高い声で泣く。 そして、仁は腰を引き抜く――否、抜こうとした。 「先生っ!!」 突然今まで閉じていた扉が勢いよく開いて、教室内に女生徒の声が響き渡った。 「うわっ!!」 仁は思わず、ちえりの膣の中ほどで暴発していた。 溜まりに溜まっていた精液がちえりの膣内に迸り、狭い道を白く染め上げていく。 仁の痙攣と共に、ちえりも胎内を満たす熱いエキスの感触に酔いしれた。 「あ……あっ……ああっ、中にぃ……んうっ……いっぱい…きてるよぉ……」 「あ……」 扉の前に立った長い黒髪の少女は、仁の下で身悶えるちえりの姿に真っ赤になって口元を抑えた。 色白小柄で、いかにも大人しそうな印象を受ける女の子だ。 ちえりと同じく、白いセーラー服に身を包んでいる。 仁は、彼女を恨めしげに睨んだ。 「あーまーねー……」 「だ、だって……時間になっても、兄さんもちえりちゃんも出て来ないし……」 仁の幼馴染みで教え子でもある神代天音(かみしろ あまね)は、ボソボソとか細い声で、微かな抵抗を試みた。 「もうちょっとやりようってもんがあるだろうが。ったく、普段は優等生なのに、どうしてこういう時は頭が回らないかな、お前は」 「ご、ごめんなさい……ですけど、心配で……そ、それに待ち切れなくて……」 天音につられて、黒板の上に掛けられた時計を見ると、ちょうど授業時間の四分の三を過ぎた所だった。 「ああ、もうそんな時間なのか……あっという間だな」 「私は、長かったです」 寂しそうに言いながら、天音は仁に近付いてくる。 「悪いな、天音」 「うー……せんせー、何か忘れちゃいませんか?」 恨めしそうな声に、仁はハッとその存在に気がついた。 「あ、悪ぃ」 その下半身は、まだちえりと繋がったままだった。 「悪ぃじゃないよぉ! 中に出すしっ、放ったらかしだしっ! そんなじゃもう、真面目に補習出ないよ?」 「に、兄さん……」 天音はおろおろと、仁とちえりを交互に見た。 「心配するな、天音。どうせポーズだ……それに」 仁は、中途半端に突き刺さったままだった肉棒を、勢いをつけてちえりの中に送り込んだ。 「んっ……ああっ!」 そのまま、仁は天音を手招きした。 「まだ、俺の方が有利だしな。天音、お前も来い」 「え? で、でも見張りは……」 戸惑いながらも、天音は仁の言葉に従い、こちらに駆け寄ってきた。 「これまで、一回でも誰か来た試しがあるか?」 手の届く場所まで近付いた天音を、仁は片手で抱き寄せた。 少しバランスを崩しながら、天音は仁の胸元に飛び込んだ。 「ない、ですけど……」 「まあ、まだ見張りをしていたいって言うのなら話は別だが?」 そのまま仁は、天音の胸を手で揉み上げる。 ちえりより大きな、形のいい胸だ。 揉み心地も当然こちらが上回るし、何より手に馴染んでいる。 「し、します。させてください……兄さん」 頬を赤く染めながら、天音は仁にキスした。 「ん」 仁は動かず、天音の好きなようにキスを許した。 それを悟った天音は、積極的に仁にキスの雨を降らせる。 「いーなぁ。二人ともらぶらぶで」 相変わらず忘れられたままのちえりは、羨ましそうに仲睦まじくキスを続ける仁と天音を見ていた。 「お前、これをそう見るか」 仁としては、天音のさせたいようにしているだけなのだが。 「兄さん……違うんですか?」 ギュッとワイシャツを握り締めながら、天音が仁を悲しそうに見上げる。 「いや、天音、お前もちょっと待て」 仁は、幼馴染みのこの表情に弱かった。 どうにかしてやろうと、子供(ガキ)の頃からの習性で思考を巡らせる。 「私は、兄さんの為ならなんだってしたいですけど……んぐっ!?」 仁は、天音に強引にキスすると、そのまま舌を彼女の唇に割り込ませた。 「ふっ……ん……嬉しい、兄さん……」 甘えた声で、天音は年上の恋人の舌と唾液の味を堪能する。 「やっぱり、年季の差かなぁ。中学からだもんねぇ」 仁は天音から顔を離すと、ちえりの方を向いた。 「ええい、そんな事は後で話せ後で。萎えるだろうが。いいから天音、始めるぞ」 「あ、はい」 顔を赤らめながら、天音は紺のスカートをめくり上げた。 そこに、仁は手を滑り込ませる。 そこの感触に、仁はにやりと笑みを漏らした。 「……まさか、廊下でしてたりしてないだろな」 「……っ! し、していません!」 その割に、すごいよなぁと仁は思う。 この状態のまま、ずっと廊下で待っていた天音を想像し、自身の肉棒が再び固くなっていくのを仁は感じとっていた。 「してたら、見張りの意味ないもんねー」 「って事は、何にもしてないのに、太股に垂れるぐらい濡れてたって事か」 透明な粘液で糸を引く指を、仁は天音に見せつけた。 「は、はい……」 突き出された指についた、自分自身の愛液を、天音は舌で清めていく。 「じゃあ、準備はもう必要ないな。おい、ちえり。ちょっと場所代われ」 「うー、しょうがないなぁ……で、どうするの?」 「まず、お前にはこっちに向いてもらう」 仁は、ちえりから自分自身を引き抜くと、その身体を前後180度回転させた。 「わっ」 ちえりの目の前に、天音を抱き寄せながら股間をむき出しにした仁がそびえ立った。 「で、天音はこう。ちえりの頭をまたげ」 「え……? こ、こうですか……?」 仁に言われるまま、天音は机の上に乗った。 ちえりの頭上から、薄い恥毛と楚々とした割れ目が下りてくる。 一方、天音の方も眼前に、ちえりの割れ目が突き出されていた。 いわゆる、女同士のシックスナイン態勢だった。 仁は、天音の濡れた秘処に自分自身を押し当てながら、二人に命じた。 「そのままバックで行くからな。ちえりはちゃんと繋がってる場所に吸い付いてろ」 「あ……」 「う、わぁ……せんせー、変態?」 「やかましいわっ。嬉々としてやってるくせに、喉奥まで突っ込むぞ手前」 「ちゃんとしまーす……うわ、すごいドキドキする」 まだ、天音の中に仁の肉棒は突っ込まれていない。 けれど、秘唇を割って先端が時々埋まり込んでは離れる光景は、ちえりを昂ぶらせるには充分だった。 もうすぐ、天音ちゃんにこれが入れられるんだよねぇ……。 大人しく、とても生々しいセックスとは縁がなさそうな天音が乱れる様を想像しただけで、ちえりは自分の中心が熱くなるのを感じていた。 「天音も、自分一人だけ気持ちよくなるんじゃなくて、ちゃんとちえりの中から俺のを吸い出すんだぞ」 仁の言葉に、ハッと我に帰った天音は顔を上げた。 「は、はい……ご、ごめんなさい、ちえりちゃん……」 そして、再びそこに視線を向けた。 さっきまで仁に貫かれていたそこは、新しい愛液と共に精液を滴らせていた。 「……こっちはこっちで、何気に嬉しそうだな、お前」 「に、兄さんのですから……んうっ!!」 急な後ろからの刺激に、天音は背を仰け反らせた。 待ちきれなくなったちえりが、天音の秘処に吸い付いたのだ。 「天音ちゃん、あたしもー……あぁっ!」 天音がちえりの股間に顔をうずめ、ちえりの言葉も喘ぎに変わる。 二人が責め合う様子を眺めながら、仁も腰を溜めた。 「それじゃ、俺も始めるかね……」 素早くちえりが頭をどけ、そこに仁は自分のモノを突き入れた。 「ん……あああっ……に、兄さんのぉ……入って来ますぅっ……!」 ちえりの腰にしがみつきながら、天音が声を震わせる。 一瞬、二人が繋がる光景に見とれてしまったちえりは、慌てて仁のモノに舌を伸ばした。 「こっちはちゃんと着けてるな」 腰を動かしながら、仁は天音の背中を指でなぞった。 白く薄い制服が肌に張り付くが、ちえりと異なり天音はちゃんとブラをつけていた。 「あっ……あんっ……え?」 話が見えない天音は、戸惑ったような声を上げた。 「こっちの話だよ。天音は淑女だから、ノーブラなんてはしたない真似はしないって事」 「……淑女は……んっ……教室でこんな事しないと思うんですけどー?」 秘唇から出るたびに愛液にまみれる肉棒に舌を這わせていたちえりが、今度は天音の肉芽にキスをした。 「んあっ、ち、ちえりちゃん、そこはぁっ!」 敏感な場所を責められた天音は、たまらず叫んでしまう。 けれど、それでやめるようなちえりではない。 「弱いよね。じゃ、もっとしてあげる」 むしろ積極的にそこに口付け、舌でくすぐりながら吸い上げる。 「あっ、ああっ、も、もっと優しく……ふぁっ、んぅっ!」 仁はそれを邪魔しないように、ゆっくりと天音を貫いていた。 けれど、膣内を肉棒で掻き回され、肉芽を舌で弄ばれては、その強い快感に天音の意識は次第に追い詰められてしまう。 「はっ、あっ、んっ、んんっ!!」 「おいおい、あんまり天音を虐めるな。こいつで遊んでいいのは、俺だけだ」 「ん、はぁ……はぁ……うん……」 ちえりは、少し舌使いを休める。 けれど、天音が忠実に仁の言い付けを守り、ちえりの秘処を舐め吸い回すので、どうしてもちえりも責めを止める訳にはいかなかった。 「けど天音、もう少し辛抱出来てもいいんじゃないか? お前のここ、すごい事になってるぞ?」 「で、でも、兄さんとちえりちゃんが、教室でしてるって思うと……」 声を上げながら、天音は自分でも腰を動かし始める。 「朝、お前とあれだけしたのに?」 「っ……!! に、兄さん……」 天音は赤らめた顔を、慌てて振り向かせた。 「ん……どれぐらいしてたのー?」 「ああ、朝起きる時に口で一回、それから騎乗位でー……」 ニヤニヤと笑いながら、仁が説明しようとする。 「兄さんってばぁ……!」 仁は身体を伸ばし、涙ぐむ天音にキスをした。 それだけで機嫌が直ってしまう辺り、安いなぁと仁はつい思ってしまう。 「あー、悪ぃ。あんまり人に言う事じゃないな。後はま、想像に任せる」 「いいなぁ。家が隣同士だと、いつでも出来るもんね」 「いつでもって訳でもないが……うん? 天音、本当に我慢出来ないみたいだな」 仁は、天音の喘ぎがせっぱ詰まっているのを感じていた。 「あ、んっ、ご、ごめんなさい……でも、でもぉ……」 仁が奥を突く度に天音は可愛く鳴きながら、それでも自分で腰を動かす事をやめようとはしなかった。 下から責めるちえりは舐めるのに苦労するが、それが不規則な刺激となり、帰って天音を追い込んでいく。 「構わないさ。さっきのは俺も暴発気味で不満だったからな……しっかり中で出してやる」 「あ、ん、っう、嬉しいですっ……」 「天音ちゃんばっかりズルイなぁ……」 「文句言うな。お前だって、このまま続けてたら、リクエスト通りになるだろうが」 「口に出してもらうのと、舐めるのは違うー」 「いらないのか?」 仁は天音の中から自分自身を大きく引き抜き、ちえりに竿を見せ付けた。 「ん……飲む」 その竿の裏筋を舐めとりながら、ちえりは大人しくなった。 「なら、文句言うな」 「ふ、二人とも…ん…あぁっ……こんな時に…そんな会話しないください……」 腕と足をガクガクと震わせながら、天音は仁達に抗議した。 「ん、もー、天音ちゃん、限界みたいだね……じゃあ」 ちえりは天音の肉芽に再び吸い付いた。 ガクンガクンと腰を揺するが、ちえりは両腕を天音の身体に回して離れない。 「ん……あああっ!」 天音の秘処を肉棒が出入りするたび、ちえりの顔を愛液の飛沫が汚す。 「俺も……」 「ひっ、あっ、ああっ、ひあぁんっ!」 天音は虚ろになりつつある脳裏で、絶対的存在である兄から命じられていたすべき事を思い出した。 ちえりと同じように、彼女の胴に腕を回してその秘処に顔を埋める。 まだ残る、生臭い精液と透明な蜜を啜り上げ、お返しとばかりにちえりの淫核を唇で強く吸った。 「あ、あたしも……ん、んんうっ!!」 「あ、あ、あああーーーーーっ!!」 天音とちえりの身体が、同時に大きく跳ね上がった。 ズン、と根元まで埋め込んだところで、仁も天音の胎内に迸りを解放した。 二度目とは思えない量の精液が尿道を駆け、天音の子宮を満たしていく。 「ふぁっ……あ……あ……に、兄さぁん……もっと、もっとぉ……」 繋がった箇所から溢れ出した精液と愛液の入り混じったエキスを見て取ったちえりは、ごく自然にそれに舌を伸ばしていた。 「は、ぁ……せんせー、二回目なのに……すごい、いっぱい出てるよぉ……」 仁は残る精液を全部天音に注ぎ込もうと痙攣を繰り返し。 天音はそのたびに、兄の精を受ける喜びに身を震わせ。 ちえりは絶頂の余韻に浸りながら、いまだ接合部から溢れる体液の味を噛み締めていた。 ……教室に設置された二つのスピーカーから、電子音が奏でられた。 「あー……チャイム」 気だるい口調で、ちえりが呟いた。 「よし、今日の補習は……これまで」 そろそろと、仁は天音の中から自分自身を引き抜いた。 完全に脱力した天音の体重が、ちえりの全身に圧し掛かる。 おまけにその股間が顔面を覆い、口の中に性臭が広がっていく。 ちえりはそれを吸い上げ、まだ微かに開いた秘処の中を舌で掻き分けていく。 「んっ……んんっ……」 ピクッピクッと天音が反応を示す。 ほぼ仁の体液を清め終えたところで、ちえりは頭を上げた。 暑苦しいが、それでも新鮮な空気が肺に染み渡る。 「んっ……んうー……あーつーいー……」 ほとんどサウナのような状態だった。 仁はというと、かろうじてズボンを直した状態で、床に大の字に寝転んでいた。 「天音ー、窓開けろ、窓。暑さで死ぬ……」 仁の命令に天音は従おうと身体を起こそうとするが、すぐにちえりに体重を預けてしまう。 「ん、くぅっ……駄目ですー、兄さん、お願いしますー……」 「あぁーつぅーいー……ってばぁー……」 「足腰立たないか……しょうがないな」 ヨロヨロと仁は立ち上がり、窓を開いた。 室内の熱気が解放され、代わりに風が教室に入り込んでくる。 仁は、重なり合う二人に視線を向けた。 苦笑しながら、天音の袖をつまんでみた。 「すごいなぁ、こりゃ……」 汗を吸った半袖の白いセーラー服は、ほとんど半透明のような状態で二人の肌に張りついていた。 職員室で仕事を片付けた仁は、大きく息をついた。 これで今日の仕事は終了、後は家に帰るだけだ。 「お疲れ様です」 仁が帰り支度をするのに気付いた隣の女教師が、声をかけてきた。 「いや、本当にお疲れですよ。寺沢一人の為に、補習授業をする羽目になるなんてね」 「成果の方はどうですか? 確か、神代さんも手伝っているんですよね」 表向き、そういう事になっていた。 事実、天音は歴史に関してなら学年内ではトップクラスの成績を誇っている。 好きこそモノの上手なれという奴だ。 その成績維持の秘訣が、歴史が好きだからなのか、仁が好きだからなのか 微妙なところだが。 「ええ、まあ。あいつの教えがいいのか、少しずつ憶えはよくなっているみたいです……と、これで終わりかな。やっと休めますよ」 「午後はどうするつもりですか?」 そう、それだ。 「うちで、犬を二匹飼ってましてね。暑い暑いって騒ぐんで、家に戻ったら水浴びですよ」 「大変ですねぇ」 「ええ、まったく」 仁は苦笑し、腰の後ろをトントンと叩きながら職員室を出た。 <おしまい> Novel Searchのランキング投票ボタンです。 面白いと思って頂けたら、押してやって下さい。 ひょっとすると、更新が早まる『かも』しれませんです。 よろしくお願いします。 『あとがきへ→』 『ノベル一覧へ戻る→』 『TOPへ戻る→』 |
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